NEWS

2022年07月28日

大阪芸術大学生と手がける「障がいのある人のアート×キャリア手帳カバープロジェクト」

大阪芸術大学生と手がける「障がいのある人のアート×キャリア手帳カバープロジェクト」

2022年4月より、大阪芸術大学デザイン学科准教授 対馬肇先生のご協力のもとで、「障がいのある人のアート×キャリア手帳カバープロジェクト」をおこなっています。コロナ禍もあり、プロジェクト前の打ち合わせや学生への挨拶なども全てオンライン対応でおこなっていましたが、先日授業の様子を見学しに大学へ伺いました。


大学・授業の様子

20名以上の学生が選択している授業の一環で、このプロジェクトを取り入れて頂きました。私自身、絵心は全くありませんがアートを観ることや体感することは関心があります。また過去に広告代理店で働いていたこともあり、授業中に教えている用語など懐かしさもありました。

何名かサンプルで仕上げた学生さんもいたりして、仕上がり見本の写真を撮影したり。

学生には、今回のプロジェクトを通じて、創り上げる面白さだけではなく、商品化される工程の体験を楽しんでくれたら嬉しく思います。

それにしても若いだけで、パワーをもらえる気分になりますね。見学を通じて、若々しさや前向きさ、素直さなどの姿勢のパワーを私自身もらったような感覚でした。2023年版のキャリア手帳展開に向けて頑張らないといけないな、と改めて気を引き締めた時間でした。


プロジェクトを始めたきっかけ

弊社は主に社会人を対象としたキャリア支援をおこなっています。「働くこころの健康度が高い社会を創る」ことをミッションに掲げ、「社会人のためのキャリア相談室」としてキャリアカウンセリングを提供しています。

そのサービスの一環として2021年4月にオンライン相談付きキャリア手帳を企画・運営スタートしました。自己理解・成長実感を育むキャリア手帳×キャリアコンサルタントによる1年間のオンラインサポート付きで、社会人の働く納得度・充実度を高めていきます。

2022年版を作成するにあたり、キャリア手帳を持つ人だけではなく、作成工程からキャリア体験ができるようなことができないか模索していました。そんな時に、シブヤフォントさんに出会いました。シブヤフォントさんは、渋谷でくらし・はたらく障がいのある人の描いた文字や数字を、渋谷でまなぶ学生がフォントとしてデザインしたパブリックデータを作成・販売をしています。とても面白い取り組みだな、と思い2022年版のキャリア手帳のデザインに起用致しました。

そして2023年版は、大阪の学生や働くことに困難を抱えている方、障がいのある人と共に手帳カバーデザインの取組みがしたく、今回ご縁があり大阪芸術大学の学生と取り組む形になりました。


学生には、「デザインが商品化されるキャリア体験を」
障がいのある人には、「工賃単価UPの取組みとして」

キャリア手帳を持つ社会人だけではなく、キャリア手帳を作る人たちにも社会との関わりを持つキャリア体験を通じて、何か得られるものがあればと思い、「障がいのある人のアート×キャリア手帳カバープロジェクト」が始動しました。

急なお願いにも関わらず、快く引き受けて頂いた原画を描いて頂いた障がいのある方々、大阪芸術大学の各所関係者の方々、ありがとうございます。


今後の展開

「障がいのある人のアート×キャリア手帳カバープロジェクト」は9月ごろを目途にコンテストを実施、11月販売に向けて進行しています。

詳細は決定次第、改めてHPにて告知致します。
■参考|2022年版のキャリア手帳詳細はコチラ

株式会社fanfare(ファンファーレ)

大阪市北区堂島浜1-4-4
アクア堂島フォンターナ3階(ReqreeDojima)